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太陽を盗んだ男
 沢田研二主演の映画「太陽を盗んだ男」。

あらすじはこうだ。


中学校の理科教師、城戸誠。東海村の原子力発電所からプルトニウムを盗み出し、自宅のアパートで原子爆弾の製造に成功する。城戸は原爆を武器に、警察に対してプロ野球のTV中継を最後まで見せろと要求。続いて城戸は、ローリング・ストーンズの日本公演をラジオ番組を通じて要求する…。

さえない中学教師が原爆を自作して日本政府を脅迫する、という今だったら作れないだろうな、と思わせる内容だ。

この映画が成立しているのは沢田研二の存在が大きい。

彼の持つ、あのけだるい虚無的かつ耽美的な雰囲気なくしてはこの映画はおそらく面白くない。

原爆製造過程の事故で多量の放射能を浴びてしまう主人公。日ごとに崩壊していく肉体。

同時に世界を動かせる力を個人で持ってしまったこと。

虚無の中に生きる人間が現実を破壊する力を持った時、なにをするのか?

これはまさに沢田のための映画だった。もちろん、本人が虚無的人間かどうかは知らない。だが、彼はそれをその存在で表現しえた稀有な存在だ。

沢田に対するのが菅原文太というこれまた対極の存在だ。

この二人の対決がどういうラストを迎えるかは実際に見ていただくしかない。

この映画を自分が見たのは高田馬場だった。西友のあたりにあった映画館だ。今はもうない。







テーマ:邦画 - ジャンル:映画

次はこれだ!
戦国自衛隊 

これも最近しょうもないリメイクが2つほどあった。とりあえず、主題歌、暗記な。




テーマ:邦画 - ジャンル:映画

魔界転生
 「魔界転生」。もちろん沢田研二版の方である。

この映画の封切りは6月6日6時からだった。もちろん行った。

転生衆は、天草四郎、宮本武蔵、柳生但馬、宝蔵院胤舜、細川ガラシャ、伊賀の霧丸。

原作では、このほかに、田宮防太郎、荒木又衛門、柳生如雲斎、などかなり豪華メンバーなのだ。その点に関してはちと物足りなかった。細川ガラシャと霧丸なんて何の役に立つの?と思ったよ。

ところが、この映画のパワーというのはそういうスケールとは関係なく、その演出と映像美で圧倒的なものがあった。

前回あげたクライマックスの紅蓮の炎の中での親子対決、あれは特撮ではない。本当に炎の中で撮影したのだ。

辻村ジュサブローデザインの美しい衣装にくわえ、各役者の存在感はすごい。

数年前にリメイクされたが、全く比べ物にならない出来であった。

沢田研二、もう天草四郎はできないだろうな。「私はまた帰ってくる!」というセリフ通り、続きを作ってほしかったよ。

こういうパワーのある映画って今ない。技術が進歩して素晴らしい映像が撮影できるようになっても、

結局人の心を動かすのはそうした技術ではないんだ。








テーマ:邦画 - ジャンル:映画

魔界転生
文章はまた次回書く。とりあえず、クライマックス。まず見ておけ。



テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

復活
 ここのところ忙しくて全く更新できなかったが、やっと日常に戻れたので、ぼちぼちと更新していきたい。

 復活である。

そこで、「復活の日」である。

 いきなり何かというと最近ケーブルテレビで見たからだ。知らない人のために書いておくと、角川の映画。1977年だっけ? 小松左京原作。

 出演: 草刈正雄, オリビア・ハッセー, ジョージ・ケネディ, 千葉真一, 緒形拳   監督: 深作欣二

かなりの大作でしかも150分以上の長さだ。

細菌兵器がテロリストの手によって広まり、世界が破滅、南極に残された人々の物語である。

正直に言う。昔、映画館で見た時はつまらなかった。長くてだらだらして。確かに未知の細菌によって人々が死んでいく描写は恐ろしかったが、派手な場面があるわけでもなく、地味な展開が続き眠くなった。
 
主題歌がヒットしてサントラを持っていたが(今もある)、音楽も地味でほとんど聞いていない。

ところが!あれから30年、つい最近見たらおもしろかったんだな、これが。

年取ったこともあって、当時はわからなかったこと、特に、最後のほうで草刈雅夫がひとり無人の地球を歩いていく悲しさみたいなものがひしひしと伝わってきて、「生きていることはすばらしい」という彼のつぶやきが感動的だった。

意外な発見である。

ついでにああいう細菌兵器による人類の危機は現在のほうがリアルな話だろう。

日本映画にありがちな、おいおい、そうくるかよ、みたいな展開ももちろんある。しかしそれはもはやお家芸だ。

いや、おもしろかったよ。 「アイ アム レジェンド」より。あれ、ワクチンできたからってどうにもならんだろ、って思って終わってしまった。

暇な時にみてみるとよろしい。









テーマ:昔の映画 - ジャンル:映画





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